いよいよ本格的な冬に突入って感じですねぇ〜。
今日も冷え込む京都です。 京都って「寒い」より「冷える」という方が合っている感じ。本当に下から来る寒さです。 こんなに寒いのに、東北や北海道、北陸ほどには寒くないせいか、家の造りや暖房なんかもイマイチなので、とにかく冷えるのよね。寒冷地仕様にして良いと思うんですがー。 今朝は初めてほんのり積もって(屋根や塀、植え込みだけだけど)、子供大喜び。 うちの娘も朝からすごい興奮していたけど、幼稚園に行ったらみんなもすごい嬉しそうにはしゃいでいました。 いいなぁ、子供は。。。 *** 今年はなんと結婚10周年。 クリスマスイブが一応の記念日だけど、その日はクリスマスのお祝いになってしまうので、娘が幼稚園に行っている隙に、いいレストランでランチをしよう、ということに。 予約が取りづらい、人気の懐石のお店に行きたいとTakaくんが言うので、1ヶ月以上前から日程を決めて、予約を取っておきました。当日キャンセルは全額取られるとか怖すぎて、風邪引かないかドキドキだった...! Takaくんが飛行機の番組かなんかで見たんだったかな?私は、普段行けそうにもない高級なお店はリサーチしないので、全く詳しくなく、初めて聞きました。でも、そんな私でも知っている祇園さゝ木の佐々木さんのお弟子さんのお店だそう(佐々木さんはテレビでよく見るので)。 食べログでも4点を超える名店!ミシュラン2つ星のお店だそうですよ。 ランチタイムも夜と同じコースが頼めるらしいですが、さすがに手が出ず、8000円のコースにしました。ちなみに、8000円〜です(笑)。でも、一緒にいたカウンター席の方は皆このコースでした。 カウンター席、10席だったかと思うけど、もちろん満席。他に個室もいくつかあるようでした。個室の方が人の目は気にならない(写真も撮れそうだ)けど、やはりいいお店はカウンターに座ると楽しい。厨房の様子が全部見えますので、その鑑賞もランチに含まれてる感じよね。 あとは、やはり店主の人柄を知れたり、お話し聞いてよりお料理への理解が深まったり、そんなのもいいですよね。ただ単に美味しいものを口に入れに来ただけじゃないんですもんね。 一流のお店は、やはり「この人面白い!」っていう個性を持った方がやってるんだなぁと、やっぱり今回も思いました。レストランに限らず、どの世界でもそうだけど、何かを極めるような人って面白い人が多いですよね。教養や知識が広くて深いし、魅力的な人柄も持っているし。 ええっと、お食事の話をしていませんでした。 乾杯はビールと紫蘇ジュースで。 この紫蘇ジュースがとんでもなく美味しかった。他でも飲んだことはあるけど、単なる紫蘇ジュースがこんなに違うってどういうわけでしょう? そして食前酒のゆず酒がまた最高。私でも飲める飲みやすさもありつつ、香りがものすごい。 一番最初に出てきたのは、なんと看板メニューのサバ寿司、そして白子寿司。 まさかご飯系から始めるとは思わず、驚きました。 あんまり懐石のことは知らないけど、そういうことってあんまりないんじゃないのかな?全体を通しても、古い考えに縛られない新しさを随所に取り入れているように感じました。 もちろん、絶品。白子って人生初かも。すごいですよ、とろけます。 でも一番衝撃だったのは酢飯の美味しさかな。 そして、ふぐや脂ののったさわら(だっけ?)のお造り、かにしんじょ、揚げ海老芋、西京焼き、蕪蒸し、じゃこ大根ごはん、鯛茶漬け、抹茶とお菓子... 写真がないので記憶があいまいですが、とにかく一品一品、素晴らしいものでした。 目でも舌でも鼻でも、五感全部で満喫しました。 海老芋を揚げたものの作り方を店主がお話されていたのですが、下茹でに出汁で茹で蒸し(?)、一晩置いて、粉をまぶして10分置いてから揚げる、とか言っていました。本当にシンプルな一品なのに、そんな手間が。。。 そして、これだったらこういう味よね、と口に入れたときに想像する、その想像をはるかに超える旨味がそこに。かつおがふわぁ〜っと香るし、カリッとねっとりアチアチ。すごい。 どれも、その海老芋のように本当に丁寧に手の込んだ作業で作りつつも、絶対素材をダメにするような過度な演出はない。本当にこれが和食の、懐石の、素晴らしさよねとしみじみ満たされました。 個人的には、最後のデザートに感激。 抹茶のジェラートとわらび餅の豆乳がけに、目の前で点ててもらったお抹茶。懐石の最後に出てくる水菓子って、大抵ほんの水羊羹一切れ、みたいなお店が多い気がするんですが、きちんと凝ったものを出してくれて、抹茶まで点ててくれるってすごい。甘いもの好きとしてはデザートが充実していると幸せ。 略式だとおっしゃってたし、もちろんお茶の世界の本家本元の本物じゃないんだろうけど、やはりそういう文化を懐石に取り入れちゃってるっていうのがなんか新しいよね。柔軟な発想! ディナーで行ったら、店主自ら目の前で調理してくれるんだろうなぁ。ランチはほぼお弟子さんでした。それでももう十分すぎるほどなんですが、私には。 次にこんな贅沢なご飯は結婚20周年かな?なんて話していたのですが、結婚20周年は、娘の高校受験真っ只中〜。そう思うと、10年ってすごいですね。10年前ってまあそうは言ってもそう遠くなく感じるけど、10年後って想像つかないほど先のことに思える! 10周年、スイートテンダイヤモンドもないし、私も現状では何も買ってあげられないけど、つかの間のゆったりした時間を過ごせてよかったです。
20周年はどうなるかわからないけど、とりあえず11周年も、1万円札でお釣りがくる程度の素敵ランチはしたいなぁ〜。働こ!
by tsunnkyt
| 2017-12-14 12:17
| グルメ
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